パイロットの父に「世界には美しい国がたくさんあるよ」と聞きながら育ち、特にフランスに興味を持った私。大学時代にはフランスに留学し、お店でお客様と店員が当たり前のように挨拶を交わすコミュニケーションが新鮮に映りました。そんな経験から語学スキルを活かし、人と接する仕事に就きたいと考えるように。なかでも国際会議場を併設して国際会議を開催する当ホテルなら、自分の能力を伸ばし、やりたいことに挑戦できると思ったのです。
1年目に財務部に配属されて初めて簿記を学びましたが、意外と自分に向いていると感じました。決算業務や損益計算書の作成を通じて、ホテルの最前線で活躍するスタッフの頑張りを実感することにやりがいを覚え、より成果を上げていくための改善策を検討。ホテルの総支配人と打ち合わせを通じて交渉力も培いました。2017年10月からは現部署で「給与」「労務」「採用」の3つのチームに跨って幅広い業務に携わっています。
入社2年目にG8財務大臣会議を当ホテルで開催することが決まり、私は南アフリカの代表団の滞在中のサポートを担当しました。日本のことやホテルについて全く知らないお客様にフランス語で丁寧にサポートを行い、「あなたのおかげで気持ちの良い滞在ができた」と喜んでいただいた時は、嬉しさがこみ上げてきました。また、スケジュールは分刻みで急な変更も多いなか、臨機応変な対応力とチームプレイの大切さを学ぶことができました。
ホテル業界での人材不足が課題となる今、一人でも多くの優秀な人材を採用し、個性や能力を最大限に伸ばす教育プログラムの企画・運営に注力しています。そのように自分が関わったスタッフが全国のコンテストで入賞したニュースをはじめ、様々な活躍を聞いて成長を目の当たりにした瞬間が、この仕事の醍醐味。私自身、仕事の質の向上や効率化を図り、現場のスタッフのために時間を費やすことで、今まで以上に成長を支援していきたいと思います。